1.縦長ラインをつくる
男性のスタイルをよく見せる服装は何だと思いますか?
正解はスーツです。カッコよくピシッと決まる服装ですよね。
すっきり見える「I」ライン。このシルエットを基本形として、全体のバランスを整えます。スーツをカジュアルに着崩していくイメージです。
横にボリュームが広がらないようにアイテムを組み合わせましょう。ロングアウターやストール・ベストなどの小物を使って、縦のラインを強調することもできます。
ただし、気になる部分を隠そうとするあまり、逆に太さが目立ってしまうことがあります。よくあるのが、ぽっこりお腹に大きめベルト。ギュッと締めてお腹をカバーするはずが、ベルトに視線が集まってしまい逆効果……なんてこともあります。
また、体型やその人の雰囲気に合っていない小物は、どこかぎこちない仕上がりになりがちです。
あくまでも自然に、シンプルに。全体のバランスが重要です。
2.ダークカラーで引き締める
黒などの暗い色は、締まって見えます。
パツパツのスリムパンツを選ぶと、太さが強調されてしまうので、適度なゆとりを持たせましょう。
おすすめはテーパードパンツ。「テーパード(Tapered)」は「次第に細くなっていく」の意味で、足首に向けて細くなるパンツです。
テーパードパンツはここ数年のトレンドでもあり、腰周りがゆったりしているので、お腹まわりのお肉が気になる人でも取り入れやすいアイテムです。
また、暗い色を使ってコーディネートするときは、メリハリをつけるために明るい色を合わせるとバランスよくまとまります。
ダークカラーは締まって見えますが、ちょっと暗い印象……。一方、白シャツを着ると、爽やかな雰囲気に。
黒ジャケットやカーディガンを着たときにも、下に白い服を着ると、ダークカラーが引き立ちます。
3.Vネックでスッキリ
首元が適度に開いたカットソーは、首回りをスッキリ見せてくれます。
一方、首元がつまっているデザインは、圧迫されている感じがします。
Vネックカーディガンも同様に、すっきりとした印象をつくれるアイテムです。
パッと羽織ることでIライン効果も期待できます。黒などのダークカラーを使えば、細く見える視覚効果もアリです。
4.縞・ボーダーをうまく使う
ボーダー柄は太って見えるとよく言いますが、必ずしもそうではありません。うまく組み合わせて使えば、膨張色の服よりパチッと締まって見えます。
ジャケットやカーディガンと組み合わせて着るとイイ感じ。定番の合わせですよね。
太めのボーダーはカジュアルな雰囲気、細めのボーダーは大人っぽい雰囲気になります。
5.小物を使って目線を散らす
帽子やマフラーなどの小物を使って、目くらまし効果を狙いましょう。
色の効果も利用して、太い部分を目立たせないようにアイテムを配置します。
帽子やアクセントとなる色に視線を集中させることで、気になる部分をカバーします。
6.肉がつきにくい「3首」を出す
「3首(首・手首・足首)」を見せることで、スッキリ見せるテクニックがあります。
ぽっちゃりさんでも、これらの部位はお肉がつきにくいので、細い部分をうまく見せることで、全体にメリハリをつけることができます。
7.「布、余ってますよ」感を演出
パッツパツのサイズは、どんなアイテムであれ、ボリューム感があることを示してしまいます。
太い部分をさりげなくカバーしつつ、ゆとりを取り入れつつ、細い部分を見せる。メリハリをつくることが大事です。
よって、すべて大きめサイズを選ぶのはNG。ダボダボ・ズルズルはだらしない印象を与えます。丈が長いものもボリュームが強調されます。
「ほどほど」のサイズを選びましょう。
こればかりは、いろいろな服を試着しまくって、自分に合ったものを探すしかないですね……。頑張りましょう。