初心者が揃えたい基本服と組み合わせパターン
定番アイテムを手に入れても、合わせ方に自信がない人もいるかもしれません。
そういうときは、見本のコーディネートをそのままマネしましょう。レシピ通りに作れば、大失敗することはありません。マネキン買いがおすすめなのもそれが理由です。
とは言え、予算には限りがあるので、ある程度の着回しパターンは習得しておく必要があります。
まずは、難しいことをしようとしなくてOK。量産型でいきましょう。アレンジを加えるのは、慣れてから。
パターンを固定してしまえば、迷うことはありません。
初心者が揃えたい基本服
・シャツ(白)
・無地Tシャツ(白・黒・グレー)
・パーカー(グレー)
・ジャケット(黒)
・カーディガン(グレー)
・ジーンズ(インディゴ)
・細身のパンツ(黒)
・スニーカー(白、黒)
春・秋はこれで事足ります。夏はTシャツや短パン、サンダルにチェンジ。冬はコートやブーツなどをプラスします。
このアイテムで2週間分の組み合わせができます。似たようなイメージになりますが、これらのアイテムの使いやすさがよくわかるかと思います。
基本アイテム選びのポイント
定番アイテムについてもう少し詳しく見ていきましょう。
白シャツ
スーツ用のパリッとした生地ではなく、柔らかな素材を選びましょう。綿や麻素材がカジュアルに着やすいかと思います。
だぶだぶサイズはNG。ジャストサイズのシャツを軽く腕まくりすると、それっぽくまとまります。
無地Tシャツ
一枚で着ても良し、シャツやジャケットの下に着ても良し。必須のアイテムです。
カットソーという名で売られていることも多いです。カットソーは「カット&ソーイング(Cut&Sawing)」の略で、編み生地を使って裁断・縫製された服の総称です。つまり、Tシャツはカットソーの一種です。一般的には、Tシャツよりカットソーの方がオシャレな雰囲気のものとして捉えられています。
最初は、とりあえず、丸首を選びましょう。Vネックは似合う人と似合わない人がいます。流行りもあります。まずは、無難から始めましょう。
色は、白・黒・グレーがあると便利です。下が濃い色のときは白、下が薄い色のときは黒、といった具合に合わせるとメリハリがつきます。
パーカー(グレー)
前がジッパーで羽織れるタイプのパーカーが便利です。
グレーが一番合わせやすいですね。着回しがききます。
プリントや刺繍があると、カジュアルすぎてしまうので、装飾のないシンプルなものを選びましょう。フードの裏地がチェックになっているデザインもNG。合わせにくいです。
若い人向きのアイテムではありますが、キレイめアイテムと合わせて使えば、おしゃれに着こなせます。オフタイムの基本服として使える優秀アイテムです。
テーラードジャケット(黒)
ジャケットを着るだけでカッコ良く決まります。デニムに合わせると、キレイめカジュアルでスマートに。女子ウケも良いです。
こちらもサイズ感が大事です。ぶかぶかだと着られてる感が出てしまいます。試着してしっくりくるサイズを選びましょう。
カーディガン
季節の変わり目、温度調整ができるカーディガンは便利です。カジュアルながらも大人っぽく決まります。
ただし、体型によっては避けた方がいいケースも。ガッチリ・ワイルド系、胸板・肩幅がある人よりは、細身の草食系男子が似合います。
ジーンズ
ジーンズは大抵のアイテムに合います。すっきりまとめるなら、ダメージのないキレイめデニムパンツがおすすめ。濃いめの色はオールシーズン使えます。
最近は、テーパードがトレンドです。テーパードとは、腰周りはゆったり、足首に向けて細くなるデザインのこと。足元がもたつかず、スッキリした印象で、長らく人気のアイテムです。
細身のパンツ(黒)
スキニ―パンツと呼ばれる細身のパンツも合わせやすいアイテムです。身長が高い人、細身の人にはよく似合います。
スキニーにもいろいろあって、ロックミュージシャンが履いていそうなピタピタのものから、割とゆとりのあるデザインもスキニーとして売られています。
ちょっと抵抗がある人は、テーパードパンツを。
すっきりとした黒パンツを合わせるだけで、垢抜ける可能性は大なので、ぜひチェックしてみてください。
スニーカー
初心者さんの日常着には、シンプルなスニーカーをおすすめしています。白と黒があると、大抵は事足ります。モノトーンコーディネートであれば、コンバース・オールスターのような黒白の配色が半々のものでもOK。
ナイキやリーボックのようなゴツくて機能性重視のスニーカー(ハイテク系スニーカー)は、カッコいいデザインがたくさんありますが、合せが難しいので、避けましょう。スティーブ・ジョブズも愛用したニューバランスも慣れてから。
ローテク系スニーカー(キャンバス地のナチュラルなデザイン)は、安価で合わせやすいので、最初はここから始めましょう。クラシックなデザインも多いので、すっきりとまとまります。
組み合わせパターン
それでは、基本アイテムの合わせ方を見ていきましょう。組み合わせのパターンを把握すれば、あとは簡単。無難ファッションの完成です!
白シャツの組み合わせの例
最近は、白シャツのボタンを全部とめて、きっちり着こなすスタイルをよく見かけます。
パーカーなどカジュアルなアイテムと合わせるときには、だらしなくならないようにキレイめアイテムと合わせて。
シャツやカーディガンは軽く腕まくりして手首を見せると、スッキリした印象になります。
ジャケットの組み合わせの例
ジャケットはビジネススーツのようなカッチリデザインではなく、綿や麻のカジュアルな雰囲気のものがおすすめ。大きすぎず、小さすぎないジャストサイズを選びましょう。
フォーマル寄りのジャケットは、カジュアルなジーパンを合わせるとバランスよく決まります。
パーカーの組み合わせの例
パーカーはすごく便利なアイテムですが、取り扱いには注意が必要です。
カジュアル感の強いアイテムゆえに、1枚で着ると部屋着感が出てしまいます。必ずキレイなものを着ましょう。
だるだる・よれよれパーカーを愛用している人をよく見かけますが、着古したパーカーはだらしない印象が強まります。物を大切にするその心は違う場面で発揮してください。
ジャケットに重ねたり、きれいめアイテムに合わせると、おしゃれに着こなせます。
カーディガンの組み合わせの例
シャツやカットソーの上にパッと羽織るだけ。春・秋向けのコーディネートです。
カーディガンの下に着たシャツの袖を折り曲げるのもいい感じです。